ホットプレイス
江陵の新しい文化芸術のランドマーク
Sorol美術館

-
建築と美術に一線を画した世界的な巨匠が江陵で会った。
今年2月に開館した江陵の新しい公共美術館「Sorol美術館」の話だ。
米国の建築家リチャード·マイヤー(Richard Meier)が設立した会社であるマイヤーパートナーズ(MeierPartners)が設計し、
イタリアの美術家ルーチョ・フォンタナ(Lucio Fontana)の空間主義(Spatialism)作品をアジアで初めて紹介する。
江陵の 新しい文化芸術のランドマークとして華やかな存在感をアピールしている。

-
Sorol美術館は地上2階、地下1階、延べ面積3,200㎡規模だ。
白壁のコンクリートとガラス、直線などでシンプルに造られた建物は静かで、それ自体が完璧な造形物である。
「白色建築」で有名なマイヤーは1984年、建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞(Pritzker Architecture Prize)を受賞した。
米国ロサンゼルスのゲッティセンターやスペインのバルセロナ現代美術館などを設計し、韓国では江陵シーマークホテルを設計したことで有名だ。

-
-
大きなガラスから入ってくる光が自然に内部に広がり、透明で暖かい印象を与える。
江陵市内の風景と白頭大幹の景観を鑑賞することができ、2階からカフェが見下ろせる構造も興味深い。
-
-
開館展で現代美術の巨匠ルーチョ・フォンタナの空間設置作品をアジア美術館で初めて紹介する。
節制美が目立つ美術館ロビーの天井を自由に横切る白色のネオンもフォンタナの作品だ。

Lucio Fontana: Spatial Concept
-
フォンタナは伝統絵画の平面性を克服するためにキャンバスに穴を空けたり、切り口をつけて作業したことで有名である。
今回の展示は、韓国内で初めて開かれるフォンタナの個人展で、現実の物理的空間を作品の美学的領域に引き込んだ作品を見ることができる。
-
-
設置空間の作品は大きさが異なる部屋で色も異なり、形も千差万別の部屋の形と構成を見る楽しみがある。
観覧客は光の空間に拡張された作品の中に入り、作品の一部となる興味深い体験ができる。
-
Quac Insik : In Dialog
-
また、別の展示場では1930年代から日本に渡って活動した韓国人美術家クァク·インシクの展示も開かれている。
鉄の玉でガラス板を割ったり、銅板を破ったり縫合する実験を行った彼の作品を20点を紹介している。

-
丘の上にある美術館からは江陵市内を一望できる。
自然と調和する公園も充実しており、旅の途中に世界的なレベルの建築物や美術展示を鑑賞する余裕を満喫してみよう。
-
- 運営時間
- (観覧終了の1時間前まで発券·入場可能)
- 夏期(5月~10月) 10:00 ~ 21:00
- 冬期(11月~4月) 10:00 ~ 18:00
- 休館日
- 毎週月曜日、1月1日、旧正月・チュソク当日
- ただし、月曜日が祝日の場合は通常通り開館し、翌日は休館いたします
- 入場料 10,000ウォン
- 文化のある日(毎月最終水曜日)は50%割引