

あなたの旅行計画を立ててみましょう。
自然と都市の境がない。江陵の昼と夜、そして明け方は、自然の流れと共に歩む。人びとはマツの香りが漂う森路を歩き、静かに思いをはせる。昼には青色に輝く海に入り、夜と明け方には、地平線のかなたに沈んでは昇る太陽を眺める。江陵では、浪漫とゆとりのハーモニーが生活の日常だ。
精良な海と山からなる壮大な自然の中から、初のハングル小説『ホン・ギルドン伝』が生まれ、文人・甲師任堂の歴史が始まった。『ホン・ギルドン伝』の著者、ホギュン、朝鮮の有名な詩人、許蘭雪軒のルーツ、江陵。文芸に精通した女性たち芸術家の共通点、江陵。1920~30年代の知識人たちの談笑の場、広大な自然、コーヒーが絶えずインスピレーションを与えた場所。これからは韓国のコーヒーメーカーとして歩み出した江陵。江陵特有の物静かさが芸術家たちのインスピレーションをさらに引き立てる。
江陵には地理的な特徴から、海産物やじゃがいも、野菜など地元の材料をあしらった料理が大部分を占める。快晴で涼しい高冷地、青色の海で育った材料によって料理本来の味がいかされる。江陵には特別な料理が2品ある。大豆を石臼で挽いて麻布でこして釜で煮立てた水豆腐、水気をとった角豆腐は、江陵だけの特別な料理だ。こうした特色をいかした多くの豆腐料理は、健康で美味しく口当たりもやさしい。
江陵の自然は贈り物として与えられた。その贈り物に対する信仰と感謝は、文化や祭りとして受け継がれてきた。毎年1月1日に、韓国人たちは海から昇る初日の出を見るために江陵を訪れる。水平線から昇り上がる太陽に1年の願いを込める。 自然景観の美しいところには、自然と民衆信仰と土俗的な文化が息づく。江陵には、千年の歴史をもった端午の祭りがある。端午の祭りは、神と人間が出会う祭礼行事、民衆土俗信仰の性格が見事に保存されており、昔の韓国の姿を垣間見ることができる。江陵の現代的なフェスティバルである桜フェスティバルやコーヒーフェスティバルも楽しむことができる。