

江陵は先進医療体系を備えた。最先端の設備を備えた医療技術と親切な専門医式を兼備した医療陣がまさにその理由である。最先端医療の設備であるトゥルービーム(True Beam 2.5)に始まり、各診療科目ごとに用意された専門のC.Tと検査設備を通して早期発見や早期治療が可能である。また疾病治療や管理にも最先端の設備が用いられ、より細心に専門的な治療を受けることができる。
江陵の先進国型医療システム(先端設備、患者情報のオンラインシステム)により、外国の医師たちの研修が絶えない。代表的な例として、江陵峨山病院では、2011年に始まって、ロシア、カザフスタン、ウズベキスタンなど次世代の医療陣を対象にした研修プログラムを実施している。また歯科病院では、モンゴル、ベトナムの歯科大学病院と相互協定を結び、幾度にわたって臨床研修を行い、絶えず医療水準を向上させています。
江陵には、各疾患ごとに特化された病院があり、疾患を総合的に治療するための協力診療システムが極めて優れている。江陵 江陵峨山病院は、がん疾患ごとに診療チームを構成し、がんセンターを運営している。江陵東仁病院は、西洋・漢方の相互補完的な検診方式を採用している。歯科、成形外科、整形外科も同様に疾病ごとに特化された医療環境と各分野の専門医および医療陣との連携治療が可能なシステムを構築することにより統合的な医療観光が可能である。
江陵に医療観光で訪れた医療観光客は全く戸惑う心配がない。意思疎通から始まって、カウンセリング・診断・ケアに至るまで一度に解決できるワンストップシステムが外国人誘致病院に用意されているからだ。ワンストップシステムは、365日、24時間無料で利用でき、専用の診療室と通訳および医療コーディネーターが常駐して専門的かつ集中的に医療サービスを支援している。
江陵では医療水準が劣った地域の不遇患者治療を支援する分かち合い医療事業を行っている。江陵の優れた医療技術に愛を込めて国際に知らせようとする韓国のイメージを改めて見直す機会となっている。分かち合い医療の対象者に選ばれたカザフスタンの患者たちは、皆最高の医療サービスと親切さ、そして江陵の美しい自然景観に感嘆した。このように江陵は分かち合い医療を通して、医療陣と観光客が皆満足できる好循環構造を実現している。
いくらシステムが充実していたとしても外国人にとっては医療観光が不便であるかもしれない。しかし、江陵の医療コーディネーターは違う。多国語に精通していることはもちろん、国と年代別に医療、観光、嗜好まで細かくチェックしてマンツーマンのオーダーメイド型サービスを提供している。さらに、この地に定着した外国人ガイドが誰よりも専門知識を備え、出国から帰国まで細かく日程をチェックしてくれる。このため、外国人の医療観光客も異郷で不便なく満足して自国に戻ることができる。
江陵は先陣医療技術以外にも大きな特徴を持っている。それはすばらしい自然景観だ。外国人医療観光客のインタビューでも自然景観の話は外せない。江陵は彩度の高い海と鬱蒼とした森があり、明確な四季折々の光景が変わる姿はまた美しい。さらに天の恵みを受けた自然環境により2018年平昌冬季オリンピックの開催地に選ばれ、医療観光ではなく休暇で訪れても劣ることがない。
美しい自然景観をはじめとしたセラピー体験も、断然江陵の医療観光の特徴だ。江陵は2015年に「ヘ・ビ・チェ(*解毒-空-満) をテーマに医療観光博覧会と中国のマスコミおよび旅行者を招待した医療観光ファームツアーを行ったことがある。ここ江陵では、江陵の特色をいかした漢方、マツの香り、アロマコーヒーで「ヘ・ビ・チェ」スキンセラピーを楽しむことができる。また、宝石を取り入れた宝石カラーセラピーや伝統料理とお茶屋のような江陵文化で体と心に癒しを与える。
ウェルネス(Wellness)は、ウェルビン(Well-being)とフィットネス(Fitness)の合成語で、身体的、精神的、社会的な健康を追求するという意味がある。江陵では地理的なメリットをいかした各種ツアーやレジャーが体験でき、ウェルネス観光を楽しむことができる。特に、江陵はマリン観光都市ならではの海上レジャーレポーツやクルーズのようなマリン観光がよくできている。また、自然の中の文化歴史博物館、有名な江陵のコーヒー名所、スパやチムジルバンのようなセラピーも楽しむことができる。